去年2007年は冒頭から『不都合な真実』が公開され、地球の温暖化のニュースがテレビを通してもたくさん浸透していきました。アル・ゴアさんはノーベル平和賞までいただくまで象徴的になった。京都議定書の目標は甘いとばかりに、年末にバリ島で開かれたCOP13ではEU諸国が続々より厳しい達成数値目標を出してきて、野外のNGOが連日アピールしていた「化石大賞」には日本は連日ベスト3に輝いていた始末でした。
今現在、人類は地球の海や森による吸収可能量の5倍のCO2を排出しているそうです。なので、悪化しないためには明日からでもマイナス80%という目標値が最低基準となっていいわけです。ところがその技術が足りなかったり、経済的なハードランディングが混乱する(よく理解していないのですが)ので、徐々に移行しようとしているんだと思います。
気がつけば、どうやってCO2を削減するのかに関心が高まり、あれこれ情報をチェックするようになっていました。EUやアメリカのエコ・コミュニティはどうやっているんだろう、日本の企業のアイディアはどんなだろう、県は何をやっているんだろうか?市の単位でできることはなんだろうか?と現在はどうなっているんだろうと調べるのが面白くなっていました。
富山県は雪解けの水が豊富であり、川の傾斜にも恵まれているので小水力発電が考慮されてきました。循環型社会へのヴィジョンには、食糧自給とエネルギー自給が最重要課題です。CO2削減という目標でなくとも、現在は電力の地域自給というアプローチが日本のあちこちにちらほら出て来ています。
1月5日の中日新聞に立山町仁右エ門用水での小水力発電所のニュースが出ていました。農業用水を利用したもので、24メートルの落差を利用した発電で年間発電量350万キロワットの出力。一般家庭840世帯分に相当するといいいます。里山という単位なら、二つも三つ以上の村に供給できるんではないでしょうか。
環境省がやっているストップ温暖化のコンペ「一村一品」で、富山県は富山市のライトレールが選ばれていた。ライトレールのCO2削減量は年間463トン。これに比べて、立山町仁右エ門用水のCO2削減量はなんと2600トンです。結構な量です。
日本人は一人あたり、 一日平均 7キログラムのCO2を排出。
一年間で 2555キログラムのCO2を排出。
14%削減目標ならば、一人一日に 1キログラムの削減が必要。
一年間で 365キログラムの削減が必要。
魚津市民4万人(以上いるけど)とするならば、
一年間で 14600トンの削減が必要。
小水力発電はどうやら、魚津でも考えられているようです。現在は場所を探している段階だとか。NEDOの助成金でもいいから、里山あたりを自然エネルギーで地域自給できるようになると面白いと思う。農作物ならば、充分自給はできるわけだから、エネルギーも地元で自然エネルギーで自給できるとなると、里山はかなり面白いエリアとなります。
現在日本のあちこちの里山や奥山では限界集落が増えています。10年以内に崩壊すると言われているのです。とすれば、バイオマスを使用するアイディアの普及などのエネルギー自給は半農半X世代の里山入植を推進するのには大きな効果を発揮するのじゃないだろうか。
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中日新聞 北陸版
「富山県が小水力発電所 立山町で4月着工 来年12月稼働目指す」
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2008010502077162.html
農業用水利用

富山県企業局は四日、同県立山町を流れる農業用水を利用して二〇〇八年度から発電事業を始めると発表した。〇八年四月に発電所の建設に着手し、〇九年十二月の運転開始を目指す。
ダムなどの大規模な設備を必要とせず、身近な河川や水路を活用した発電量の小さな「小水力発電」で、農業用水を使った県営の発電所は、群馬県吉岡町に次いで全国二カ所目となる。発電所は床面積百五十平方メートル程度の鉄筋コンクリート造りで建設場所は立山町東大森。常東用水土地改良区が管理する常東合口用水支線「仁右ヱ門用水路」の一部一・四キロを埋設し、約二十四メートルの落差を利用して発電する。年間供給電力量は一般家庭約八百四十世帯分に相当する三百五十万キロワット時を見込む。
事業費は八億七千五百万円で、〇八年度と〇九年度予算に計上する。うち四億円は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの補助金を充てる。
石井隆一知事は同日の記者会見で「地球温暖化問題は大事。今後も自然エネルギーを使っていきたい」と述べた。
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